■ ビデオ用語集  


このビデオ用語集は撮影から編集までの用語を解説しています(随時更新)



■あ

●アイリス
露出を調整する絞りのこと

●アウトフォーカス
カメラのピントが合っていないこと。意図的にピントをはずして効果をねらうこともある

●あおり(仰角撮影)
低い位置(ローアングル)にカメラを置き、見上げたように撮影する仰角撮影のこと

●荒編集
撮影したカットを構成にしたがって大雑把に編集すること

●アンダー
露出が不足していること

●移動撮影
カメラを移動させながら撮影すること。たとえば逃げる犯人を追いかけながら撮影するなど

●色温度
光の性質を示した単位のこと。物体を熱していくと温度が上がるにつれて赤から白そして青みを帯びた光を発光する。色温度はその物体の絶対温度を示した値で単位はK(ケルビン)で表される。値が小さいほど赤く、大きいほど青い光となる

●インサート編集
カットの途中に別のカットをはさみこむこと。よい例ではインタビューの画面の中に音声はそのままで画面だけが変わって、 またインタビューの画面に戻るといった、単調な画面に変化をつけるときに使用する

●ウインドスクリーン
風よけのカバーのこと。ビデオカメラではマイクにスポンジ状のカバーをつけて風がマイクに当たる音を減衰させるために使用する

●絵コンテ
シナリオによって構成されたものをコマ割にして絵にしたもの。コンテとは台本のこと

●エンディング
作品の終わりのこと

●エンハンサー
映像信号の周波数の高い成分を強調して見かけ上の解像度を上げること。画像の世界ではエッジ強調という

●ABロール編集
リニア編集で2台の再生機を使用してディゾルブやワイプ、PinP等の効果を行なうこと。ノンリニア編集では簡単にできる

●F値
レンズの焦点距離をレンズの口径で割った値のこと。F値が小さいほど明るいレンズとなる

●NTSC
カラーテレビ放送方式の一つで、日本、アメリカ、カナダ、韓国などで採用されている。他にPAL、SECAMがあり互換性は無い

●S/N比
信号(SIGNAL)対、雑音(NOISE)比のことで、この値が大きいほど品質が向上する

●オートアイリス
被写体の明るさに応じて絞り(アイリス)の大きさを自動的に調整し、適正な露出にする機構のこと

●オーバーラップ(ディゾルブ)
前の画面が暗くなっていく(フェードアウト)と同時に、次の画面が次第に明るくなって(フェードイン)画面が入れ替わる画面転換効果のことで一番違和感のないエフェクトとして多用される

●オープニング
作品のはじまりのこと
■か

●解像度
画像のクオリティ(品質)を表す尺度の一つでビデオの場合は水平解像度と垂直解像度があり、何本の水平、垂直の線まで判別できるかで表す。本数が多いほどはっきりした画像になる

●画角
画面に写る範囲を角度に表したもの。広角レンズは画角が広く、望遠レンズは画角がせまい

●カット(ショット)
連続した画面のひとくぎりのことでビデオカメラの録画ボタンを押してから切るまでを1カットという。ショットともいう

●カットバック
同時刻に行なわれている二つの違う場面(画面)を交互につなぐこと。たとえば「金庫を開けようとしている強盗」のカットに対して「その現場に向かう警官」を交互に編集して緊迫感を出す編集技法

●画素(ピクセル)
画像を構成する最小単位のこと。DVでは1フレーム720×480画素で構成されている

●カメラアングル
被写体を撮影するカメラの角度のこと

●カメラポジション
被写体に対してのカメラの位置のこと

●カラーコレクター
映像の色相、コントラストなどを補正する装置で、誤って撮影したホワイトバランスを正常に近い状態に補正することもできる

●完パケ
完全パッケージの略で、あとはダビングすれば製品になるマスターテープのこと

●キャスト
作品に登場する配役のこと

●キュー
せりふや演技の開始などの時に手で指示(合図)すること

●クランクイン
クランク(撮影)開始のこと

●クレジットタイトル
一般的には制作者タイトルのことで、作品の始る前に挿入する

●クローズアップ
大写しのこと。被写体を大きく写して印象を強くする撮影方法

●クロマ
色の濃淡の度合い(彩度)のこと

●クロマキー
テレビ画面合成技術の一つで、画面の中の特定色の部分を電気的に抜き、そこに別の映像を差し込むこと。一般的には肌色と補色関係にある青色が特定色として使われる(ブルーバック)

●コンテ
作品の撮影用の台本。撮影する映像の一部を手書き絵にした台本を絵コンテという

●コントラスト
画面の最も明るい部分と最も暗い部分の相対的な比のこと。 晴れの日の被写体は直射日光のせいでコントラストがあり、曇りの日は太陽の光を雲がデフィーズしてくれるのでコントラストがあまりない被写体となる
■さ

●シークエンス
いくつかのシーン(場面)の連続からなるひとつのくぎりのこと。カット(ショット)が集まってシーンになり、シーンが集まってシークエンスになりシークエンスが集まって作品となる

●シーン
意味のあるカットが集まって出来たひとつの場面のこと

●色相
赤(R)、緑(G)、青(B)の3色の混ざりの度合いのこと

●被写体深度
ピントを合わせた位置からある一定の範囲内でピントが合ったように見える範囲のことで、
1.広角で撮影する。 2.絞りをしぼる。  3.被写体より遠ざかる等の3要素により、ピントの合う範囲が広がる(深くなる)


●シナリオ
脚本のこと。大まかな作品制作のプロセスは、まず脚本を書いて、コンテを作って、撮影して編集となる

●ショット(カット)
連続した画面の一区切りのことでカットともいう

●焦点距離
レンズの中心から焦点までの距離をいい、この長短によって広角から標準、望遠にわけられる

●スーパーインポーズ
画面と字幕を合成する技法のこと。単にスーパーともいう

●ズーミング
レンズの焦点距離を連続的に変えて画角を変化させること

●ズームアップ
ある位置からズームレンズを望遠(テレ)側に連続的に変化させ被写体を大きくしてくること

●ズームダウン
ある位置からズームレンズを広角(ワイド)側に連続的に変化させ被写体を小さくしていくこと
■た

●タイムコード
ビデオテープの1フレーム(コマ)毎に記録されている絶対位置情報で、これを利用することにより編集が精度が向上する。
タイムコードには民生用のRCタイムコード、業務用に使用されているSMPTEタイムコードがある。 またDVテープにも撮影の時にタイムコードが自動的に記録され、バッチキャプチャー等に利用されています


●タイムベースコレクター(TBC)
VTRは回転ヘッドの回転ムラやテープの走行速度のムラなどにより、映像信号に時間的な変動を持っており、他の映像機器との同期が取れにくくなったり、再生画像に悪影響を与えるのを防ぐために、正しい時間軸の映像信号に補正する必要がある。これに使用するのが時間軸補正装置タイムベースコレクターである

●ディゾルブ(オーバーラップ)
前の画面が暗くなっていく(フェードアウト)と同時に、次の画面が次第に明るくなって(フェードイン)画面が入れ替わる画面転換効果のことで一番違和感のないエフェクトとして多用される

●ティルティング
垂直方向へカメラを動かすことを言いますが、最近はこれもパンニングと呼ぶ傾向があります

●ティルトアップ
下から上にカメラを動かすことですが、これもパンアップと呼ぶ傾向があります

●ティルトダウン
上から下にカメラを動かすことですが、これもパンダウンと呼ぶ傾向があります

●テロップ
画面(映像)の中に挿入する字幕のことですが、もともとは写真や絵等をテレビ映像にする装置の商品名(テロッパー)でした

●トラッキング
ビデオテープに記録されたビデオトラックを再生時に回転ヘッドが正しくトレースすることをいいます。(トラッキング調整)

●ドリー
カメラ移動用の車輪のついた台のことで、三脚の台座として移動撮影の時に使用します
■な

●ナレーション
語りのこと。映像だけでは表現しきれない説明不足の画面を補うために使う音声効果のひとつ

●ニーショット
ひざから上を入れる人物の撮り方のこと

●ノンフィクション
作り話ではなく事実のこと
■は

●バウンズ照明
被写体に直接照明を当てるのではなく、天井やレフ板にいったん反射させて被写体にあてる照明のこと。光がソフトになる

●バストショット
胸から上を入れる人物の撮り方のこと

●パララックス(視差)
光学系がカメラのレンズとファインダーが別々の場合に起きる現象で、近接撮影の場合には顕著に現れる。今のビデオカメラはレンズを通った画像をファインダーで見ているので視差は起きない。インスタントカメラでは当然視差は発生する

●パンニング
カメラの位置は変えずにカメラを水平回転させて動かすこと

●ピン送り
撮影中に始めにあわせてあったピントをそれより遠くまたは近くの被写体にピントを移動する撮影技法。被写体深度を浅くしないと効果が無い

●俯瞰撮影(ふかん)
高い位置から見下ろして撮影すること

●フィクション
真実らしく見せるために作為的に作り上げること

●フィックス撮影
カメラをきちっと固定して撮影すること

●フェードアウト
画面が除々に暗くなっていく映像効果のこと

●フェードイン
画面が除々に明るくなってくる映像効果のこと

●フォーカスアウト
ピントの合った状態から除々にピントをずらして画面全体をアウトフォーカスにする撮影技法のこと。ノンリニア編集なら編集時に行なえる

●フォーカスイン
画面全体をアウトフォーカスにしておいて除々にピントを合わせる撮影技法のこと。ノンリニア編集なら編集時に行なえる

●フォローパン
移動撮影とは違い、カメラの位置はそのままで動く被写体を追いながら撮影すること

●フリッカー
蛍光灯などの下で撮影した映像がちらついて見えること。ビデオカメラのシャッタースピードを変えると減少する

●フルショット
人物なら全身を、風景なら全景を撮るショットのこと

●フレーム
ビデオ映像の最小単位のこと。わかりやすく30フレームで1秒としている。フィルムでいう1コマのこと

●フレームアウト
画面の中にいた被写体が画面の外に出て行くこと

●フレームイン
画面の外にいた被写体が画面の中へ入ってくること

●偏光(PL)フィルター
ガラスや水面などに反射している光(像)を取り除く2枚合わせの特殊フィルターのこと

●ホワイトバランス調整
撮影場所の光源の色温度に対応して、正しい色を再現させるためのカメラの調整のこと
■ま

●マクロ機能
最短撮影距離をより近づけてもピントが合うようにする機能のこと
■や
■ら

●ラッシュ
未編集の素材の集まりのこと。「先にラッシュ(未編集素材)を見ようか」などという

●レフ板
光を反射させる為のもので、アルミ表面をざらつかせたものや白い紙を貼った板のこと。日陰になってしまう部分に補助光としてレフ板からの光を当て、全体の露出をコントロールするための用途として使用する

●ロケーション(ロケ)
スタジオではなく外に出て撮影すること

●ロケーションハンティング(ロケハン)
ロケのための下見のこと。撮影時の問題点を事前に解決しておくことが目的

●ロングショット
全体の状況が分かるような遠くの位置からの撮影