乳癌検診には効果がない
手術と放置でどう違う
温存法と全摘(乳切、ハルステッド)でどう違う
乳癌手術って現実にはどんな事をしどうなるのか
乳癌と言われたらどうするか


乳がんについても検診は効果が無いという結論が得られています。 その理由は、以下のとおりです。
 乳がんに限らず、癌で死ぬのはほとんど転移がある場合です。 そして乳がんの場合(いえ、ほかの癌でも殆んどそうですが・・・) 転移は、触診やマンモグラフィーで見つけられない時期、 癌が非常に小さな状態で殆んど始まるからです。 そのことを明確に示すデータを次に示します。

乳がんの成長と転移


どのくらいの大きさで転移していることが多いかをまとめた図

乳がんの大きさと転移時期

この図から分かるように、検診で乳がんを見つけた時点で、 転移しているかそうでないかはすでに決まっている。 であるからこそ、乳がん検診で乳がんによる死亡は減らせないのだ。


このように乳がんで死ぬか死なないかが決まる時期が人知の及ぶ前であるため、 必然の結果として手術や抗がん剤、放射線などの治療でガン死を免れる効果は 期待するほど大きくはありません。せいぜい数%死亡率が下がる場合がある程度。 それどころか、マンモグラフィーによる検診を受けると、 放射線による発ガンがあるとの論文もあるくらいです。 少し古いけど、手術と放置で乳がんによる生存率を比較したデータを示す。 このデータは、現在では殆んど見られない超進行乳癌患者(末期) から得られたもので、今日がん検診で発見される患者の生存率は、 もっと緩やかに落ちていくので、安心してください。


放置と手術でどう違う

放置と手術での生存率の違い

重要な注釈:このデータは今日では末期と云われる患者(V〜W期)のデータです。

この図から分かること
・放置しても1期,2期の乳ガン患者は 10年は死なない
・手術しても生存率は殆どかわらない(良くならない)
。早期乳ガンは急いで手術しなくて良い。
・まして全摘手術など全く必要がない(全摘手術によりむしろ生存率は下がる)


乳がんの手術の効果試験結果


乳癌手術の現実をビジュアルに見てみましょう

今でこそ、乳房温存療法がかなり増えましたが、 少し前まで日本での乳がんの手術というと 殆んどハルステッド手術でした。 ああ、医療後進国ニッポン(医療機器だけ先進国です)
ハルステッド手術とは、乳房を切り取りその裏側の筋肉も取ってしまう手術ですが、 ガンの部分だけを切り取る正統な温存療法と 再発率に差はありません。後遺症は当然温存の方が少ない。 今日でもなんのかのと患者や家族を言いくるめて、 この過酷で無意味な手術をする医者がいますから ご注意ください!!いかなる進行度の乳がんにも、ハルステッド手術は無意味で有害です。これが分からずこの手術を勧める医者からは、今すぐさよならしましょう

「わたしが決める乳ガン治療」 イデアフォー(1997,三天書房)より

乳がんの手術法解説図


乳がんの術式比較

乳がんの術式比較と温存療法



乳がんで医者から手術を勧められたら、迷わず「わたしが決める乳ガン治療」 イデアフォー(1997,三天書房)を読みましょう
「すぐ手術しなければ命が危ない」と云われたら直ちに医者を変えましょう。その医者は貴女を騙そうとしています。あるいは乳癌のことを何も知りません。

その上で温存手術を受ける決心をしたら、
くりぬき法温存手術をお願いしますと言いましょう。間違っても乳頭温存法や1/4切除法を、自分が望む温存手術と勘違いしないよう、どう切り取るのか絵を書いて説明してもらいましょう。

「温存法はあなたのガンには適用できない」と言われたら、医者を変えてみましょう。その医者は歳を取りすぎていて、新しい手術が出来ないのかもしれません。いくらでも良い医者がいます。

繰り返しますが、
温存と全摘で再発率は全く差がありません。せっかく決心したのに混ぜ返すようですが、手術と放置でも殆んど差は無いようです
それはともかくとして、医者を選ぶことはショッピングで何軒も店を回ることよりもっと大事なことです。
自分の気持ちに合った治療をとことん求めましょう。幸い時間は十分にあるのです