長谷川平蔵伝
このページでは、鬼平が活躍した江戸の寺社を中心に、そぞろ歩きを楽みたいと思う。ご期待下さい。
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「白梅に、日の、やわらかく、僧の行く」
口にのぼせてみて、長谷川平蔵が、
「おれからはなんともいえぬが・・・・・ふうむ、あの天野の伯父ご
が、まことにつくりしものなれば・・・・・」
(鬼平犯科帳-4 密通:118~119)
『大川の堤や上野山内の桜花(はな)が咲きそろい、散りはじめるのも知らず、盗賊改方の警戒は日毎に緊密となり、
(いまこのとき、他に事件(こと)が起こらねばよいが・・・)
長谷川平蔵は、それのみを念じつづけていた。』
(鬼平犯科帳-17 鬼火:301~302)
「それから、役宅内が俄(にわ)かにあわただしくなったが、長谷川平蔵は居間に引きこもったままである。
開け放った障子の向うに、奥庭の木や草が滴(したた)るように鮮烈な緑の色があふれ、植え込みの南天(なんてん)が六弁の小さな花をつけているのが目に入った。」
(鬼平犯科帳-18 蛇苺:107)
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